DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

ズンズン!PRJFは、感想…

今日の萌えるクリンゴン語フレーズ。
 ★"Let's show him what these "old men" can do."

 ☆ { ghaHvaD [loDpu' qan] ta'laHghach yI'ang. }

 

 ★"We are Pai Zhua masters!"

 ☆ { pay Suwa pIn'a' maH ! }
 ★"There's nothing we can't do!"

 ☆{ pagh'e' wIta'laHbe'bogh tu'lu'! }
 ★"Right! And now you feel our real power!"

 ☆{ lugh! 'ej DaH HoSna'maj DaHot! }

 

 ★"But I'm here to show you you're wrong. The heart of the lion is noble and good; I can be too!"

 ☆ { 'ach SoHvaD bIQIH 'e' vI'angmeH naDev jIHtaH. chuQun ghaj layon tIq 'ej QaQ; vImojlaH je! }

 

 ★"Breathe, Fran."

 ☆ { yItlhuH, vIran. }

 

Power Rangers Jungle Fury(パワーレンジャー・ジャングルフューリー) 第32話 "Now the Final Fury"(=「今、最後の怒りを」)

さあ、いよいよ最終回です。 パワレンの感想を全話書くとは、自分でも予想外の出来事でありまして、これもひとえにゲキレンへの愛の為せるわざと言わざるを得ないでしょう。(←ジャンフューへの愛じゃないの!?)

 

最終回なので、一応は獣拳戦隊ゲキレンジャー「修行その49 ズンズン!獣拳は、ずっと…」が対応する話ですが、やはり全体に全く別物に仕上がってます。
ある程度原作を踏まえて、初っ端から Scorch(ロン)対レッド・ブルー・イエロー3人の戦いが! もう毎回毎回同じこと書くけどこの戦闘シーンがまた殺陣が凝ってて超熱い! レンジャー3人の連環攻撃、それをさばきつつ反撃する Scorch! 戦いの熱さはゲキレンに引けを取りません!

Scorch にトドメを刺す時 Lily(ラン)と Theo(レツ)が言う "We are Pai Zhua masters!" "There's nothing we can't do!" というセリフは、以前 第14話で Casey(ジャン)たちが初めて Jungle Master Mode(スーパーゲキレンジャー)になった時、RJ(ゴウ)が Camille(メレ)に言った "Those are my students. There's nothing they can't do."(彼らは俺の弟子だ。不可能な事などない) を踏まえたもので、students から masters へと昇進を成し遂げた彼らの成長と自信の表れが強く溢れていて、えも言われぬカッコ良さが炸裂!!
素顔の RJDominic(ケン)、さらに Master Phant(エレハン)・Master Swoop(バット・リー)・Master Finn(シャッキー)の5人とリンシー軍団との対決!この戦闘シーンが熱(略)!!


Scorch を倒した赤黄青の3人が RJ たちに合流した時の、RJ の "Scorch?"(スコーチは?)に対して Casey が "Scorched!"(丸焦げさ!)と返すのがなかなか上手い(笑) このために Scorch という名前にしたのなら策士ですね。
そしてそして、スピリットレンジャー・3マスター(スピリットレンジャーと対応するマスターたちが同時に登場)を含む全レンジャーズ対、Dai Shi が復活させた全リンリンシー&リンシー軍団との超・大バトル!(←児童誌の見出しか)
この復活軍団の中には、Carnisoar(カタ)たち三拳魔の姿も…(笑) 原作に比べると、復活怪人レベルの扱いってのは酷すぎる…(つД`);
さらにはついさっき死んだばかりの Scorch も復活(笑) さすがアメリカ人、聖書を読んでる奴らは命の扱いが軽いぜ!
さらにさらに、なんと霊界?にいた Master Guin(ミシェル・ペング)・Master Lope(ピョン・ピョウ)・Master Rilla(ゴリー・イェン)、そしてMaster Mao(シャーフー)も現出!! つまりは Dai Shi が霊界と現世を繋ぐ Portal(門)を開いたために、彼らも復活したというスゴイ理屈ですが、想像のはるか上を行きまくる燃え展開に細かいことは撃沈完了! 有無を言わさぬ最高潮の勢いでやりたいことをやり尽くそうという気概を感じさせ、もう圧倒的怒涛のパワーを前にただ呆然と激烈アクションを見守るばかりの素晴らしい最終回に仕上がってます!!
そして彼らはもちろんただ登場したわけではなく、彼らも復活リンリンシー&リンシー軍団とバトります!! 総勢15人のヒーローVS無数の敵という、鉄をも溶かす熱い戦いが熱くて熱い!!
さらにさらにさらに、勢ぞろいした7人のマスターたちが最高レベルで Animal Spirits を放つと、なんとゲキレンのあの拳聖たちの姿に!!!! 思わず「あっ!!」と声に出して本気で驚いちゃいました!(笑) 最終話でマスター・シャーフーの姿を拝顔できてしまうとは! そして Master Mao(演じてるのは「マトリックス」シリーズのミフネ役の人)の声で喋るシャーフー!!(笑)
Dai Shi が現した真の姿は、まあ予想通り無間龍なわけですが、レンジャーがピンチ(ここら辺は原作の映像を流用)になると Camille が、そして Jarrod が駆けつける! 原作でのメレ死亡・リオ大魁砲(自爆)→ロン復活→慟哭丸、という流れを踏まえて、その上でまず Camille は死ぬ事なく、Dai Shi に長い間取り憑かれていた JarrodDai Shi と直接対面し、大魁砲のように突っ込んで Dai Shi を弱らせる! CaseyLilyTheo の3人は変身を解き、合体かめはめ波ダイレンジャーの気力ボンバーと言うべきか)を放って Dai Shi 消滅。 それはそれでモロすぎるだろ、とも思うし、設定が違うので当然とはいえリンギ慟哭丸を使わないでただ倒すだけなど、ゲキレンファン的に物足りなさは感じるものの、Jarrod も死なずのゴリ押しハッピーエンドはこれはこれで良いんじゃないかな、と思います。 まあ、ゲキレン終盤のハードな展開の方が個人的には好きなんですけども(笑)

 

エピローグ。
JarrodCamille は初心者クラス(beginner's class)へ入り、小さい子供たちと一緒に、文字通り一から学びなおす、というハッピーエンドに! 2人で微笑み合うシーンはなんとも言えず温かい雰囲気で素晴らしい! 第1話で、後輩を怒鳴ってタオルを持って来させていた Jarrod が(そもそもそれが原因で Master Mao に資格なしと見做され、Dai Shi に憑かれるきっかけにもなったんですね)、ここでは自ら Casey にタオルを取って首にかけてあげる、という大きな変化を見せます。 そして、それを見た Master Mao は微笑んで、姿を消すのでした…。 …泣けるで!!!
TheoLily と、DominicFranカップルに、さらに Flit(バエ)はゲキレンと違う設定のため、改心した Camille によって人間の姿に戻され、以前友人となった RJ の店で働くという納得かつ微笑ましい展開に! って Casey は!?
そしてラストカット。 Pai Zhua Academy の地下の Dai Shi が封印されていた部屋の壁には、第1話で映った時から1万年前の Beast War (激臨の大乱)での獣人態のシャッキーたちの姿がレリーフされていましたが、そこに新たにレッド・イエロー・ブルーの3人の姿も描かれてめでたしめでたし…… という、なかなか溜飲の下がる、余韻を感じさせるサゲとなっておりました。 この終わり方は大好きだと言えるでしょう。

 

こうして見ると、Power Rangers Jungle Fury は Jarrod という反面教師と、その対照(対称)としての Casey が彼を正しい道に引き戻す、という話で、そういう点ではゲキレンジャーをほぼ忠実に踏襲していると言えます。 ただその為には CaseyJarrod の因縁が浅く、最終回での落着に向けての流れが強引に感じられてしまうし、何より Casey がヒーローとしては凡庸で、ジャンほどの魅力や個性が見られなかったのも惜しい。
全エピソードを通して、説明不足・出たとこ任せなところが多々目に付いたのは残念ですが、まるで香港カンフー映画のような壮絶アクションが毎回毎回快いレベルで爽快に楽しめたのは評価に値すると思います。 戦闘シーンのアクションこそがキモであり、ドラマ部分は枝葉末節にすぎない、たぶんそういうスタンスで作られていたんでしょう。
まるで香港カンフー映画のようでした。(笑)
ともあれキャスト・スタッフの皆さん、お疲れ様でした〜&楽しませてもらってありがとうございました!
Cast and staff members, you all did a excellent job, and thank you for excited me!