DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

まさかの先週先々週感想。

今日の萌えるクリンゴン語フレーズ。
 ★爆發の炎に圍まれながら、参人の劍士が激戰を行ひ候。

 ☆ DechtaHvIS jorpu'bogh qul'a''e' Suvqu' wej yanwI'pu'.

 

 ★彼の父は「落ちずに飛び続けろ」と言ひて、紙飛行機を飛ばした。

 ☆ { yIpumQo', yIpuvtaH. } jatlhpu' vavDaj 'ej nav puvwI' puv.

 

 ★「俺の命、お前たちに預ける!」

 ☆ { tlhIHvaD yInwIj vIvoq ! }

 

つひに感想が二週分溜まつちまつたい、ベラバウめ!
今日の分はまだ觀てもゐないぜ、ガツデム!

 

▼『侍戦隊シンケンジャー』 第十一幕 「三巴大騒動(みつどもえおおそうどう)」

  • つひに明かされた志葉家当主の祕密! ドウコクを封じる事が出來るのは志葉家当主だけだつた、とは! 此れから外道衆はまさに命がけで丈瑠を狙つてくるはずで、最大最後の切り札となつた丈瑠は文字通り掛け替えのない戰士でもあるわけで、戰隊史上に於いてもここまで緊張感のある設定(しかもそれが十一話で明らかになる)と言ふのは記憶にありません。(※多分忘れてるだけです(※茶月さんは見聞きしたことの94%を忘れる能力を持つてゐます)) この、「キャラクターに代替性が無い」ことは私が視聴の際重視している點(点)のひとつで、先日まで東映チャンネルで放送されてた「バトルフィーバーJ」みたいに誰かが死んだら他の人が戰へばいゝ、といふ設定は(当時の色々な事情はさて置くとして)正直冷めてしまふので出来るだけ避けて欲しいところです。 十臓の「ライバルとしてレッドを狙う」はむしろ良くあるパターンで、こちらはこちらでお決まりの展開にはならないと思ふし、先が氣になりますが。 さうさう、十臓といふ外道衆はぐれの存在が、ドウコクが封印について知るきつかけになつてゐる、と云ふところも地味に人物の配置・操作の上手さが出てゐますね。
  • またシタリが眞相解明→ドウコクが怒り狂う→敵の樣子が違う→志葉家の祕密を流ノ介たち(と視聴者)に説明せざるを得なくなる、の流れも一切の不自然さを感じさせない見事な構成です。 現代の侍たち、と言ふ設定そのものが不自然な中で、この「自然さ」は大きな武器ですね。
  • ところでドウコクの志葉家襲撃シーン、ブルーたちが殺されてるけど、此れつて誰でせう? 殺されたブルーが流ノ介の父親のはずはないですよね(笑) マアことはの姉みたいに、兄弟か誰かが受け繼いでたとかさう云ふことでせうけども。 さうだとしたら、あの流ノ介のお父さんは兄か弟を外道衆に殺されてたりとかさう云ふ過去を負ふてゐることに…? もしさうなら、そちらの話も觀てみたいですね。
  • Aパートの最後、スキマセンサーが鳴つての引きがまた絶妙なり!
  • ウシロブシ、はちよつと元ネタが判らないなは。 劍の腕も立つやうだし、「裏家業の武士」みたいなものでせうか。(←それ人間だよね?) とテレ朝公式みたら「おとろし」ださうで(笑) それでデカイ目が附いてるんですねー。
  • 流之介と ことは が丈瑠の盾になるシーン、「この二人が」まったく「迷わずに」丈瑠の前に飛び出すつてえ所がもう素晴らしいの一言ですね。 千明や茉子では有り得ない、とまでは言へないにしろ、矢張りまだ不自然さは拭へないはず。 感動しつゝも得心が行き、キャラクター一人一人を完全に把握して操作してゐるのがよく判ります。 当たり前のやうですが、「このキャラがこんなこと言ふかな?」みたいな不自然な言動をする例はよく目にするもので、当たり前のことを当たり前にやつてのける邊りが小林靖子さんの強みではないでせうか。
  • 逆刃が眞劍、て元ネタなんでしたつけ? マンガでもあつたやうな…。
  • そして十臓が格好良すぎる件(笑) これはヤバイ。 つか、確實に追加戰士へ向けての歩みを進めまくつてゐますね(笑)
  • そして今囘のクライマックスでは、壮大な火藥爆發に取り圍まれながらといふド派手演出の中での大立ち囘り! ヲイヲイまだ十一話だぞ(笑) このために(アヤカシとの)巨大戦が無かつたりして豫算(予算)のコントロールも完璧ですね。 しかし脚本家つて豫算の配分まで氣を附けて書かなければいけないんですかね。(マア、人にも依るでせうが) 小林さんはベテランだしその邊りは心得てゐるでせうけども。

 

▼『侍戦隊シンケンジャー』 第十二幕 「史上初超侍合体(しじょうはつちょうさむらいがったい)」

  • ナントマア、熱いですなー!
  • 話の展開も熱いし全員の演技も熱いし、伊吹さんの抑へた熱さも熱い! ストレスのないテンポの良さを守りつゝも、抑へるべきところはちやんと抑へて緩急・抑揚・メリハリをしつかり附けた妙絶な拍子利きには舌を卷きまくります。
  • 茉子が千明相手に、丈瑠の心情を肩代わりして説明するくだりも上手い。 これを丈瑠が自分で説明するとやはり不自然になりさうですしね。 普通に考えても、他者の視點で語る方が整理されて分かりやすくなりますし。 まあこの邊はどこまで計算してるのか判りませんが、とにかく脱帽の連續で まう脱ぐ帽子がありません。(説明される側が千明なのも、他に有り得ない名配置と言へます)
  • 津田さんつひに顔出しで登場! しかし、やはりこのキャスティングでこれだけの登場だとは思へないですよね。 今後も囘想シーン以外で登場しさうだし、だう言ふカタチで出て來るのかが樂しみです。
  • 丈瑠の負ふた重圧とそれに耐える心持ちとを理解し、四人がそれぞれの決意を抱いた事で、單なる主從關係を超えた強い結束に至つた次第、もふこの邊りの描寫では「シンケンジャーを觀てゐて本當に幸せなり!」と言ひ切れる瞬間を迎へました。
  • 超侍合体に際して紙を「はい」「はい」と配る流ノ介に悶絶モノでしたが、さらに丈瑠の言ふやう、「初めてお前に感心したぞ!」に激烈大爆笑。 しかしやはり丈瑠もさう云ふ認識だつたんですね…(笑)
  • テンクウシンケンオーの「史上初」の合體も、ただ先祖のものを受け繼ぐだけでなく、また「その家に生まれたから」戰ふのでもなく、自分たちの意思で戰士となり世界を守らうと言ふ本筋の話とも合致するし、そしてまた天に舞ひ上がる姿は「落ちずに飛び續けろ」と言ふ父親の言葉と紙飛行機の姿も想起させる。 其れで紙飛行機だつたのか、と激しく合點が行つた次第です。 まず玩具デザインありきでストオリイを考えてゐるはずなのに、この道具立てのシンクロ具合は最早藝術と言つてしまつても過言ではないでせう。
  • それにしても、ラストの五人はご馳走ぐらいで喜びすぎだと思ふ(笑) 特に千明(笑)
  • しかし全編非の打ち所のない神懸りな出來でした。 脚本も演出も全力を尽くしてゐるのがビシビシと傳わつて來ます! 來週、いや今日のも樂しみ!(笑)

 

▼『仮面ライダーディケイド』(電王編)

  • なんだこの小林靖子アワーは(笑)
  • しかもオリジナルキャスト勢ぞろいぞろいだし! すげーな! 特別扱ひすぎとも言へますが(笑)
  • まあ映畫(映画)「超・電王」で俳優・声優さんたちのスケジュール抑へておいてまとめて撮つちやえーてな事情なんでせうけども(笑)
  • 「ディケイド」は総じて、それぞれの世界が2話程度で終はるために、だうしてもキャラクターの描寫や掘り下げが薄い・淺いまゝ(あるいは表現が單純・極端)なのが不滿で、最近は正直もうづつと流し觀状態だつたのですが、今囘は普通に見入つてしまひました。 「元のキャラのまゝ」だからキャラや世界設定の説明や人物の内面を描く必要がない、と言つてしまふと實は2次創作と一緒なんですけどね(笑)
  • さらにリュウタ・キンタたちがヒロインに憑いたりとか、「新しい」描寫の混ぜ方も上手い! お決まりの決まり文句だけでは寂しいですしねー。 なんかもう卑怯なぐらいに面白いは。
  • あくまで映畫の宣傳(宣伝)なんで例外的にラスボスを倒さないまま(笑) しかもファイナルフォームライドで變形するのがモモタロスなのかよ!(笑)
  • そしてユウスケの扱いが酷すぎる(笑)
  • さういや、「士」といふ字は男性のシンボルを象つた文字ださうですよ。