DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

「ねこ」

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

(ネタバレ)
いやー、面白!
始めの方の佐々木に関する引っ掛けも、簡単に騙されました。 まああの喋り方はズルいですけど(笑) アニメ化されてもアニメ化前提の話にしないで「小説ならでは」の表現にこだわっている辺り、好感が持てますね〜。
途中からの分岐は読んでるほうも混乱するけど、書いてるほうも収拾付かなくなるんじゃなからうか。 私じゃなければ大丈夫か(笑) あくまでライトノベルの範疇で可能な限りハードSFをやろうとしてるみたいで、今後どんなガジェットが登場してどういう世界に転がっていくのか先が読めなくて期待が膨らみます。 分冊になってて後編「驚愕」に続きますが、一体全体どう展開してどう落ちをつけるのか、ひっじょーに楽しみです!


あ、佐々木ちゃんは以前にもチラッと触れられてましたね、そういえば。(ぜひ立体化して欲しい)
キャラクターの瑣末な背景描写に見せかけた幽かな伏線を、読者が忘れた頃にひょいっと回収してメインストリームにしてしまう匠の技の巧みさ、大爆弾を惜しげもなくぶっ放すアメリカも真っ青の大胆さには徹底的に感服します。
3、4ヶ所?誤植があったのが残念。

2003年発売ですが、こんなのが出てたなんで知りませんでした。 ちょくちょく「スタートレック」「ウルトラマン」とかで商品検索はやってるけどそれだと「ウルトラ博物館」はヒットしない辺りに秘密が隠されてると言えるでしょう。
これは新マン〜レオの放送当時の学年誌(「小学〇年生」)に載ってたウルトラ関連の記事を集めたもので、映像では触れられてないのに公式設定として広く知られている裏設定の数々が収録されています。
ちょうどタロウの頃、学年誌のこの企画も脂が乗っていたようで、タロウの記事が多いのは嬉しいですね〜。 改造ヤプールの造型の酷さをネタにして「せい形手じゅつでも、顔のまがった所は直せなかった」とか書いてて大爆笑。
さらに幼少時のタロウの様子とかありますが、タロウの顔がキモイ!! 可愛く無さすぎ!!
あと驚いたのは当時すでに特撮技術の説明や、中の人の紹介までしてたことです。(本当に「中の人」って書いてある) タロウの撮影風景は貴重ですね・・・!
さらに坂口尚内山まもるのマンガも1話づつとはいえ復刻されててかなり満足な内容でした。
資料的な価値を求めるもよし、当時への思慕の念を満たすもよしで多くの人に楽しめそうです。