「なんてこった！」

トップをねらえ!NeXT GENERATION 上

トップをねらえ!NeXT GENERATION 下

かつて「コンプティーク」に連載されていた、「トップ１」から４００年後が舞台のマンガです。
当時にして主人公がメガネっ娘という突出した先見の明っぷりには感心するし、オレっ娘スズコも最高に萌えますが、なにより内容がしっかり「トップ」してるのも見逃せませんね。　「グレートアトラクター」（実在の天文学用語）を敵の名前にしてるのも面白いですね〜。　いかにもラスボスっぽい名前だもんなー（笑）
トップ２でも「凍結艦隊」などが登場し、実はちゃんとこの「NeXT GEERATION」の設定も繋がってることがわかります。　そうそう、解説で「"NeXT GENERATION" は『スタートレック （ザ・）ネクストジェネレーション』から」と明言されててやっぱなーとか。
懐かしさのあまり反射購入したものの、中途半端なところで終わったままなのは非っ常ーに残念。是非完結編を描いて欲しい・・・　とは言え当時読んでた人なら間違いなく懐かしんで楽しめるでしょうし、逆に、連載を読んでなくて今２０代前半ぐらいの人だと、この当時色バリバリのノリはかなりツラいと思います。

トップをねらえ2!完全読本 (Dセレクション)

トップ２の設定やデザインの裏話満載の読本です。　内容は非常に濃密で、本編を何気なく観てるだけだと気が付かないような細部のこだわりを知ることが出来てかなり満足感を味わえる濃さでした。
宇宙怪獣（＝バスター軍団）の設定画は見るだけで楽しいし（名前がツインテール級とかビーストロン級、ベムバスター級、シルバーブルーメ級とかいろいろ（笑））、あと貞本義行さんやいづなよしつねさん、ウエダハジメさん、okamaさんらの対談は読み応えあり。　画面に文字が登場しないようにされてるなんて気付かなかったよ！！（笑）
あとエンサイクロペディアの説明読んで、初めて木星急行やドゥーズミーユの設定が理解できました（笑）　ドゥーズミーユは元々トップ１の時代に作られたもの（銀河中心殴り込み艦隊とＢＭ３号が失敗した時に、地球ごと逃げるため）を利用したもので、だから最後のアレは半年で用意するには「地球」でなければならなかったというわけだそうで。　さらに７号がダイバスターを構成するのに半年かかったのも、本来は建造のエネルギー源にブラックホール・エグゼリオを利用するはずがエグゼリオ変動重力源に「持って行かれた」ために仕方なく雷王星の残骸（＝赤い天の川）をエネルギー源にした（それで残骸が片付けられた為に凍結艦隊も発見された）ためだろうとか、目からウロコがキャストオフしまくりの充実した内容です。　歩けなくなるほど膝を打ちまくりました。　まあ逆に言えば本編が説明不足なんだということでもありますが。（判りにくすぎ）
残念なのは、誤字が多いこと！　ネットでブログを読んでる時と同じくらいの確率で誤字脱字に出くわすのは勘弁して欲しいです。　初版とは言え、２版で直しきれないんじゃないかってぐらいの量です（笑）
内容を考えれば、100P弱で２５００円は決して高くないんですがねー。