DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

ウルトラ三昧。

▼『ULTRASEVEN X
そう来たか! 「どこがウルトラセブンなのか?」という視聴者が当然抱く疑問も全て計算済みでというかむしろそうなるように仕組まれてたんですね。 特撮がずっとショボかったのも予算のほとんどを最終回に注ぎ込んでたからなんですね!(笑)
正直、この最終回レベルのCGが1話と3話と中盤の1話ぐらいで良いから観られれば牽引力になっただろうに、そんなお金も無いんですね…。 モニターとかに地味に予算使っちゃってるのかもしれませんが。
森次さんの声が出た時には「をっ」って声出しちゃいました(笑) そしてダンとアンヌの再会。 このサプライズのために今までまったく旧作と関連性がないような描写を徹底してたんですねー。 未来の世界だと思わせて、実はパラレルワールドだったという。 裏をかく手法としては上手いんですが、そのせいで客離れを起こしちゃってるので結果的には失敗だと言わざるをえないんでしょうね…。 「ネクサス」と同様、DVDとかで一気に続けて観たらかなり評価が変わるかも。
裏で支配してる奴らは「セブンが侵略宇宙人を倒す」→「自分たちが守られる」という理由で放っておいた、とかこういう予想を覆す真相が隠されていたのは素直に感心します。
上手い部分が上手いだけに、いろいろ残念な部分も目立つ作品に出来上がってしまったのは残念ですね。

 

▼ぼく3歳と410ヶ月ー!

ウルトラマンタロウ 1973 [DVD]

ウルトラマンタロウ 1973 [DVD]

新マンとエースは買ってないのに、タロウは迷わず購入。 自分でもこんなにタロウが好きだとは、改めて驚いています(笑)
写真・設定画満載のビジュアルブックとDVDの2本立て。
内容はまあ、「タロウファンなら見た事ある」ような図版も多く、マニア・オタ的視点からは物足りないと言われても仕方ないかも。 恐らく購買層にそれほどのマニアを想定してないと思われます。 この辺の塩梅は難しいところですね。
ただ個人的に、小さめの画像でしか見た事なかったデザイン画を多少大きめの絵で見れたりするのは良。
あと、DVDには満田[禾+斉](かずほ)さんと五藤圭子さんのインタビュー形式で企画コンセプト・学習雑誌との連携・怪獣供養祭などの説明を追っています。
その中で気になったのが、"ZAT" は現在一般的に "Zariba of All Terrestrial" の略だとされてますが、満田さんが「自分で考えた」けど最初は "Zariba of All Terra" だったと思う、その後伝言ゲーム的に変わった、と発言されてる所。 こっちのバージョンは見た事がなかったです。
Terra はラテン語で、現在「地球」の意味でよく使われますが、もともとは「土、土地、大地、陸」の意味で、西洋人の行動範囲が広がるに連れて「大陸」、さらに「地球」の意味が付加されたものです。 Terrestrial は「地球に住むもの」(形容詞で「陸生の(生物)」)ですが、 territory(領土、領地、領域、テリトリー)と同語源で、その語源は Terra です。 つまり「自分たちの Terra」=territory 「領地」、「Terra に住むもの」=Terrestrial 「地球に住むもの、陸上に住むもの」という訳です。 語根が同じでも「地球」と「地球に住むもの」では守る対象が違ってくるのでけっこう大きい違いですね。
それにしても、苦心の作とはいえ Zariba という洒落た言葉を選んだ満田監督にはグッジョブを叫びたいと思います。

 

▼『ウルトラ情報局』1月号(ファミリー劇場
ついに! ついにファミ劇での「ウルトラマンタロウ」の放送は来月、モチロン登場の「ウルトラ父子餅つき大作戦!」に突入!!
そしてゲストがミラクル星人役の長沢大さん(笑)