DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

イラヤプカ!

NHK「その時歴史は動いた」でアイヌ知里幸恵が取り上げられてました。
19歳で亡くなった知里幸恵の本は「アイヌ神謡集」1冊だけ、それも死後に金田一京助が出版したという悲劇的な顛末は涙なしには観れません…
私もこの本は読んでいて、巻末には幸恵の死を惜しむ京助の言葉も記されています。 彼女の詩作翻訳能力はまったく目を見張るものがあり、あと5年でも生きていたらもっとたくさんの傑作を生み出していただろうになー…などと詮無いことを考えてしまいます。
それにしても、アイヌの文化や伝承を蔑視するどころか尊重して、自ら本の出版に奔走した京助の慧眼ぶりには頭が下がるばかりです。

 

ちなみにアイヌ語は、動詞に人称接辞を付けて主語や目的語を表すなどクリンゴン語に似ているところもあります。 また動詞に単数複数の変化があり、他動詞の場合、例えば「〜を殺す」でも、目的語が「1匹のサケ」なら「ライケ」、「複数のサケ」なら「ロンヌ」と全然違った形になる、とか、「私たち」が話し相手を含む場合と含まない場合で違うなどなど、非常に奥が深い言語なんですよ。 私の脳では覚えられないぐらいに!
ああ、脳をもう1個増設したいなあ。 外付けでも良いし。 どなたか、不要になった脳を安く譲ってもらえませんか?
(↑良い話で終わらないなあ…)