DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

"Who Watches the Watchmen?"

「誰が見張りを見張るのか?」
なんと、復刊ドットコムからのメールで、アメコミ史上の最高傑作「WATCHMEN ウォッチメン」(アラン・ムーア原作、デイヴ・ギボンズ作画)が今回の映画化に際して、2009年3月に復刊されることになったそうです!!
って復刊ドットコムの力って弱いな! 私はコレ持ってて、読んで絶対のオススメだったので復刊リクエストに投票してたんですが、まあどんな形であれ多くの人の目に触れる機会が出来るのはいい事だ!
この作品、現実的な、超能力を持たないヒーローたちが実在していたら…という想定で、冷戦時代のアメリカを舞台に何十人ものキャラクターたちが織り成す重厚な人間ドラマが描かれるというもので、その先の読めない展開、穿ちの深いテーマ性の重みには誰もが舌を巻く事でしょう。
分厚い本なのに、1コマとして無駄なコマのない凄まじい構成力も素晴らしく、それはまるで藤子F不二雄先生のSF短編・異色短編をそのまま大長編にしたような、見事と言う他ない入神の域に達した出色の白眉っぷり。 もちろん何十人もの登場人物にも、一人として無駄なキャラなどいません。 ラストまで全く他のキャラと絡まない少年とかいたりして、読んでて「このキャラはどうなるんだろう」というドキドキ感が絶えないなど褒め出したらキリがない、ピンからキリまで徹底的に絶品です。
"Watch" が「時計」と「見張る」の両方の意味で深く関わっているのも上手いなーと思う点です。
復刊の際には、ぜひぜひ手に取って御一読を!! 読んで損はありませんから!