親権は私のものよ！日曜感想。
▼今日の萌えるクリンゴン語フレーズ。
★「無駄無駄無駄ァ！！」
☆ { lI'Ha', lI'Ha', lI'Ha'!! }
★その敵には刀の通常攻撃は通じず、倒すためには大きなチカラが必要だった。
☆ jaghvetlh Qapbe' yan HIv le'be', lujeymeH HoS tIn ghajnIS.
★赤い人は幼いころ、怖くて漏らしたことがある。
☆ loDHom ghaHDI' DoqwI' wa'logh ghIjmo' nIj.
▼『侍戦隊シンケンジャー』 第五幕 「兜折神（かぶとおりがみ）」
- 4人からまだ「（キャラが）掴めない」と言われちゃうレッド（笑） 今作は、この獨特（独特）のレッドが、如何にして他の四人と血筋や主從を超えた關係を築けるかが最大の見所と考へていゝでせうね。
- 兜折神の祕傳（秘伝）ディスク、どふ見てもプラスティックにしか見へないのは減點ですかね。 せめて劇中プロップは金屬ぽい塗装とか汚しを入れるとかして欲しいかもー。 いくら「祕傳ディスク」といふ名前でも、玩具前提の小道具でも、さういふ所で説得力が違つてくると思ひますしね。
- 丈瑠の人柄が掴めないと話す流ノ介たちに、ひとり「稽古かも」と的中豫想（予想）を洩らすことは。 來週描かれるらしい ことはの過去に關連して、なにか合ひ通じるものがあるのかもしれませんね。 そして流ノ介が實直であるが故に氣附かない、丈瑠が僅かにためらいを見せた瞬間を見逃さない茉子。 單純思考よりなキャラ（流・千明）との對照性、セリフのひとつひとつに深みを感じさせる勿体ぶつた演出が激烈にイカシまくりまくる！ キャラ描寫に見へる穿ちの深さは最高です。
- 囘想シーンの幼い丈瑠、これまでの浮世離れした取つ附き難い心証をぶち壞して一氣に親近感を覺える樣子が見られ、あの泣き蟲な子を此處まで育てた爺の感慨も一入（ひとしほ）感じられて微笑ましいです。
- 「倍のモヂカラ」っつーのは、どういふ意味だらう…（笑） 同じやうに文字を書いても、籠める氣合とかさういふもので発揮される力が異なつてくるんですかね。
- 「無駄無駄無駄ァ！」（笑）
- ヲヲ、烈火大斬刀でガードした！ やつぱりどふ見てもモンハンの大劍だろコレ（笑）
- このアヤカシ、「ヤナスダレ」→簾（すだれ）→「暖簾に腕押し」てことなんですね。 なんといふ凝り凝りネーミング…！
- ジイが氣持ちの折れさうな四人を奮ひ立たせたりする姿といゝ、丈瑠の稽古に立ち會つた時に見せる素顔といゝ、特訓で倒れてゐる丈瑠を心を鬼にして起こす時の心構へといゝ、ジイは今回までですでに歴史的な名脇役の地位を手にしたと言ふていゝでせう。 澁い！ 澁すぎる！ この人の存在に因って、作品全體の重み・深みが一段と増してゐますね〜ｖ そして丈瑠との絶體的な信頼關係、それがあるからこそ見せる丈瑠の笑（ゑ）み。 もはや、手放しで絶賛する以外に我我に道は残されてゐないのであらうか…！
- 祕かに特訓を重ねる丈瑠、爪の根元から血が出てたりのリアルな描寫にこだわりを感じます。 またリアルだけに痛々しさが生々しく傳はつてきて、稽古の厳しさの表現にもなつてゐるんでせうね。 そしてそれは丈瑠の負つた責任の重さの表れでもあるわけで。 「どんな細部にも手を抜かないぞ」といふスタッフの心構への表れでもあるんじやないかと思つたりなんかしちやつたりなんかして。
- 「烈火大斬刀・大筒モード！」 「モード」って言っちゃった（笑） いや、ひょっとしたらボウガン扱いで「猛弩」とか書くのかも？（笑） しかし變形して銃、いや大筒になるとは豫想外にして目細（まぐは）し！ さらに傳統的な「バズーカを五人で支へる」ポーズを取らず、レッド一人で撃つ邊りに まだまだレッドが他の四人とは一線を畫してゐる、そしてシンケンジャーが今までの戰隊とも一線を畫しているかつて無いチームであることが垣間見へて悶絶モノ。 どのシーンにもどのカットにも餘念が無さすぎる！！ 天晴！！
- 兜折神は單純にカッコイイ！ そして古來から傳はる祕傳ディスクから、なにゆえヘラクレスオオカブト型の折神が…！（笑） いやそれはともかく、頭部が軸囘轉（回転）するギミックを活かして足を挾んで倒すアクションとか、マア本當によく考へられてをるは… ドリル的囘轉特攻もカッコイイ！ そして「兜」だから「兜」になるといふ発想が千両！（笑）
- 「成敗！」（「暴れん坊將軍」）出ましたね！
- 他の四人の前ではリーダー然として強く振舞つてゐる丈瑠が、ジイの顔を見た途端に氣を緩めて倒れる… もふ最高に燃えます！ 丈瑠が、これから他の四人に對しても、これだけ心から氣が置けない關係になつていくであらう展開が待ち遠しくてたまりません！！！ どふか、最終囘まで生きてゐられますやうに…！（笑）
