先週日曜乃非眞劍感想、参る!
▼今日の萌えるクリンゴン語フレーズ。
★「いや、行くぞ。 これは命令だ」
☆ { ghobe', yIghoS. ra'pu'ghach Dochvam ! }
★「今だ!」
☆ { DaH ! }
▼『侍戦隊シンケンジャー』 第十五幕 「偽物本物大捕物(にせものほんものおおとりもの)」
- 「僞物本物大捕物」
- 冒頭、二刀流で流ノ介の脇を打つ千明の機轉(機転)は個人的には評價(価)したいところです。 「さむらひ」とかその「戰ひ」とか言ふものは、どんなに美辞麗句で飾らうとも、刃物で人を斬り殺す、さもなければ自分が死ぬ、と言ふ殺し合いに過ぎないので、流ノ介の「卑怯者」と言ふ言葉は的外れでしかありません。 實戰(実戦)ならば流ノ介は死んでゐて、生き殘つた千明が勝者になるんですから。 小林さんもさすがに現代女性の感覚でかう言ふ流れに書いちやつたのかな?と思ふたら今囘も別の人の脚本でした(笑) でも作品歴を見る限り、今囘の人は割と良い仕事してますね。(マアそれ言つたら、前囘の大和屋さんもさうなんだが…)
- いきなり三味線の音色から太夫を僞者だと見破るドウコク! 良いですね! ドウコクにも數百年(かそれ以上?)の人生の歩みがあるわけで、そのやうな人の歴史や奥深さを感じさせる描寫は嬉しくなります〜。 たとえ今後これに關する詳しい説明がなくても(その心配もまあないでせうが)、それを感じさせるだけでも充分だと思ふんですよ。 例えば普通の弐拾歳の人間でも、幼い頃から學生時代までに色々な出來事や人間關係を経験してゐるはずなのに、それを感じさせない、キャラ描寫の薄つぺらいものもよく見ますからねー。(特撮に限らず)
- ナリスマシが凄まじいタイミングで千明のゐるゲーセンに入つて行つたけど、あれ千明がゐることを知つてゐてあそこまで狙つてやつたのなら狡猾すぎませんか(笑) まあアヤカシ撃退後(千明はナリスマシと対峙してるし、また近い内に出現すると判つてゐるはず)にゲームやつてる方もどうかとは思ひますが。
- ナリスマシ(ナイス命名)の變身能力で化けられ、他の四人から疑惑を向けられることになるのが千明と言ふ邊りがまた説得力ありますね(笑) 他の誰かならもう少し信頼されてるだらうし。 と思ふてゐたら、千明も「信じてもらへてないことがショック」だと言ふてましたね。 太夫とドウコクに比べて、まだまだ彼らの附き合いが淺いんだな、と言ふことが明確に對比され、そしてだからこそそれぞれが絆を少しずつ深めて行く「シンケンジャー」の枢軸の話として まずまず得心のゆく物にまとまつてゐたと思ひました。 ただ全體に、1クール目で終はらせておくべき内容だらう、とゆー印象は拭へませんが…(笑)
- さうさう、ショドウフォンにメール機能がある事もハッキリしましたね(確か、今までの連絡時には電話としてしか使つてなかつたはず)
- 自分を窮地に陷れたことより、「皆を騙した」ことに怒りを表す千明。 燃える! いやー、成長してますね!
- 巨大戰の變身はアホすぎて(褒め言葉)大笑ひでした。 こりや、ゲーセンに入つたのはたぶん偶然ですね(笑)
- ところで、ただでさえ一週間ぐらい遅れて感想書いてるのに、さらに舊字をチェックするのに二日ほどかけてる私はアホなの?(非褒め言葉)