「やんだ くうきよめ!!」
▼今日の使えるクリンゴン語フレーズ。
★ "A voice come from this cup!"
☆ { HIvje'vamvo' ghoS ghogh! }
★ "You don't know missile!?"
☆ { peng DaSovbe''a'!? }
★ "There's milk in there!"
☆ { pa' nIm tu'lu'! }
- 作者: Kiyohiko Azuma
- 出版社/メーカー: Orbit
- 発売日: 2009/12/15
- メディア: ペーパーバック
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はい、なんと豫告どおり一昨年の十二月に發賣されました、英語版「よつばと!」7巻です。 やるなあ、YEN PRESS!
そしてまさか載せるのが一年四ヶ月後になっちゃうとは… やらないなあ、茶月!
1巻:http://d.hatena.ne.jp/yaIba_chaDQI/20050812#p3
2巻:http://d.hatena.ne.jp/yaIba_chaDQI/20050902#p2
3巻:http://d.hatena.ne.jp/yaIba_chaDQI/20051020#p2
4巻:http://d.hatena.ne.jp/yaIba_chaDQI/20070718#p1
5巻:http://d.hatena.ne.jp/yaIba_chaDQI/20071102
6巻:http://d.hatena.ne.jp/yaIba_chaDQI/20091007
各話サブタイトル
- 「よつばと(でんわ)!」→ Yotsuba& (TELEPHONES) !
- 「よつばと(けいろうのひ)!」→ Yotsuba& (RESPECT FOR THE AGED DAY) !
- 「よつばと(ねつ)!」→ Yotsuba& (FEVER) !
- 「よつばと(ぱちしえ)!」→ Yotsuba& (THE PA^TISSIER) !
- 「よつばと(おつかい)!」→ Yotsuba& (ERRANDS) !
- 「よつばと(しゅっぱつ)!」→ Yotsuba& (TAKING OFF) !
- 「よつばと(ぼくじょう)!」→ Yotsuba& (THE RANCH) !
※(TAKING OFF は「離陸」の意味で使われる Take off で、原意は「離れる」なので「取り除く」とかさらには「手足を切断する(=切り離す)」と言う意味もあります)
▼Yotsuba & TELEPHONES !
- 「恵那も子供っぽいことやってんなー」→ "Huh, so even Ena does kiddy things somotimes..."
※(この even はちょっと違うような…?)
- 「このコップけーたいでんわになった」→ "This cup turned into a cell phone!"
- 「私のauにした」→ "I made mine an au."
※(コマ外で「au:日本の携帯電話ブランド。名前は日本語の『会う』から」と説明。 …知らんかった、って言うか本当かな?)
- 「もーいーくつねーるーとーおしょーおーがーつー」→ "How- many- more- nights- must I- sleep- until- new year's day-?"
※(まあアチラにない歌なので、完全に直訳しています)
- 「よつばんちに電話線をひきます」→ "We're going to run a phone line over to Yotsuba's house."
※(run はイヤになるほど意味が広い単語で、こういう意味もあるんですね)
- 「よつば メールだったら顔文字もやんなきゃ」→ "hey yotsuba, since you're e-mail, you need to have an emoticon."
※(emoticon は初耳でした。 emotion(感情)+ icon(アイコン)の洒落た造語ですね)
▼Yotsuba & RESPECT FOR THE AGED DAY !
- 「わかっぱー!!」→ "Understoop!"
※(おお、ちゃんとヘンな感じが出てる!)
- 「まるまれ!」→ "Tuck your head!"
※(「止まれ」は "Stop ahead" で、それをよつばが "Tuck your head!" と間違えた形に上手く処理しています。 Tuck は「抱え込む、くるむ、隠す」。 コマ外で「止まれ」の「止」は学校で習う Chinese character のためよつばはまだ読む事が出来なくて…という詳しい説明あり)
- 「げんじつはそんなもんだなー?」→ "Reality is harsh, right?"
※(harsh は「厳しい、過酷な」)
▼Yotsuba & FEVER !
- 「おまえはどうしてそんないっぱいいっぱい入れる」→ "Why do you have to fill it all the way to the top?"
- 「ぼくじょうってうしがいて… うしがいるところ!?」→ "A ranch, where cows are!? We're going to cows' place!?"
- 「そうだ 牛がいて牛がいるところだ」→ "Yup, it's the cows' place where cows are."
※(とーちゃんのセリフは面白いのに、よつばのセリフは区切ってしまってるために面白味が減ってますね。まあ不自然さは出てるんですが)
- 「38、5度」→ "101.3゜F."
- 「ちゅうしゃする?」→ "...Will I get a shot?"
- 「俺もいつまでもパンツ一丁ではいられない…って事か…」→ "I guess I won't be able to sit around in just my boxers for much longer..."
- 「たんしお! たんしおたべたい!」→ "Grilled beef tongue! I want grilled beef tongue"
※(なっげえなー(笑))
- 「おにぎり!」→ "Onigiri!"
※(コマ外で「海草で包んだ白いライスで出来た、一般的には三角形の日本の食べ物。塩味の魚など美味しいフィリングが入ってる」と説明)
▼Yotsuba & THE PA^TISSIER !
- 「だーれだ?」→ "Guess who?"
- 「ふーかのなかまか!!」→ "Fuuka's buddy!?"
- 「しまうー」→ "Miss Stake"
※(mistake(ミス)からのシャレ)
- P93の2コマ目、コマ外に Yotsuba butter は実在するんだぜ!と説明(笑)
- 「よろしくお願いしまう」→ "Nice to miss you."
※("Nice to meet you" を "Nice to miss you" と間違えて、Miss Stake になったと)
▼Yotsuba & ERRANDS !
- 「ちゃんとお邪魔しますって言いましたよ」→ "I did say, "Hello? Anyone home?""
- 「よつばは あんなこどもとはちがう!」→ "I'm not like that kid!"
- 「コンビニ」 「わかる」 「いける」→ "Convenience store." "I know." "I can go."
- 「おかしだったかな… おかしだったな!」→ "Was it candy...? It was candy!"
※(「おかし」=candy ってのは日本人の感覚だと不思議な気がしますが、チョコレートやキャラメルの類いも全て「キャンディー」と呼ぶそうです)
- 「ちゃんとかいました!」→ "I bought it just like daddy told me!"
※(「とーちゃんに言われた通りに買った」)
▼Yotsuba & TAKING OFF !
- 「楽しいよ!めちゃくちゃ楽しいよ!」→ "It'll be fun! Crazy fun!"
- 「きまってるの!」→ "that's the rule!"
- 「やんだ くうきよめ!!」→ "Follow the rule, Yanda!"
※(=「ルールに従え」。ちょっと面白味に欠けるかな)
- 「きまったな…」→ "Well, that decides it..."
※(原語では「技が決まった」という意味なのに、「決定した、決心した」の意味に誤訳)
- 「左ハンドルじゃないですか ナマイキですね 花屋のせがれは」→ "Wow, the steering wheel's on the left? That's pretty brash for a florist's brat."
※(「(車の)ハンドル」= steering wheel 、brat =「ガキ、子ども」)
- 「よつば コロッケうどんたべた」→ "Yotsuba had croquette udon."
※(英語・フランス語・日本語ローマ字が混ざって、すごい違和感(笑))
- 「『う・し』の日かぁー」→ "...I guess that makes it a "cow day" of summer."
※(原語ではやんだは「ぜんぜん違うのに数字の語呂合わせであるかのように」言ってますが、ここでは「土用の丑の日」と勘違いして誤訳。コマ外に「土用の丑の日」の説明あり)
▼Yotsuba & THE RANCH !
- 「いちからか? いちからせつめいしないとだめか?」→ "I have to start from the beginning? I have to explain every little thing to you?"
※(every little thing =「細かいこと、些細なこと」の実用的な使い方の好例)
- 「しろとくろだろーが!!」→ "They're black and white!!"
※(白黒→黒白なのが面白いですね)
- 「なんでしてやったりって顔だよ!」→ "Don't give me that smug look!"
※(smug look =「したり顔、得意満面」。 「どや顔」の意味で使えますね)
- 「乳しぼり体験」→ "Experience cow milking"
- 「よつばは5までかぞえられるのでわかりました!」→ "Yotsuba can count to five, so she understands! "
※(Yen press 版になってからの、3人称の使い方が悪く作用しちゃった例ですね…)
あとは大体日常的な表現で直訳、かつ英語的にこなれた言い回しで大分自然な訳になってます。 まあいくつか気になるところがないわけでもないですが。
8巻と9巻も買って(つまりもうとっくに発売中)ツッコミどころをいくつも見つけてしまったので、出来るだけ早くまとめて載せたいと思います。
(※この人を信用しないでください)