DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

タロウー!


 
岡本太郎美術館で開催中の「ウルトラマン伝説展 The Legend of Ultraman」に行って来ました〜v
http://www.taromuseum.jp/index.htm
http://www.taromuseum.jp/useguide/useguide_access.htm
↑の地図にあるように広い緑地公園の中にあって、向ヶ丘遊園駅から公園までは暑かったのが公園に入ると途端にひんやりして気持ち良かったです。

 
 
そんなことはどうでもいい!!
 
で、ウルトラマン伝説展は、岡本太郎作品の常設展示室を通らないと見れないようになっているので「まあついでだしな」と軽い気持ちで岡本太郎作品を見たんですがここで初めて岡本太郎の凄さみたいなものを感じました。 1970年生まれの私には太陽の塔だって特に印象にないわけですが、数々の絵や立体物を見てて「スゲエ人だな」って実感を持ちましたよ。 やっぱり天才の作品って人を打ちのめすパワーみたいなものを持ってる気がします。
 
さてウルトラマン伝説展ですが、こっちも素晴らしいの一言。
まずキングジョー(マックス版)やペスターシーボーズの着ぐるみ!! 間近で見るとスゲー迫力です。
ペスターの覗き穴でけえー!(笑) ひとつひとつの穴が、シャーペン刺したような太い穴で(笑) あと「手」の部分が、どうも既製品の皮手袋を縫い合わせたもののように見えました。 またシーボーズは、背中のヒレや腰の骨の付き方がソフビ類と違ってて目からウロコでした。 あとヴィラ星人やギャンゴもいました。 ギャンゴの耳も、現物見て初めてこういう形だったのかって認識出来ました(笑)(本編じゃ回ってるしね)
来場してた5歳くらいの子供たちはザンボラーもウーも知らなかった(´・ω・`)
ゴモラやバニラ・アボラスの頭部はボッロボロになってて、まぶたは(開閉するための)針金だけ残ってて皮の部分が取れちゃってたり(笑)
ポール星人(これは実物からのレプリカ)は初めて細部が確認できました。 手足の根元がこうなってたのかとか、本編では後姿は写らないのに「おしり」の膨らみがしっかり作られてたり(笑)
ウルトラマンタロウの着ぐるみ!! いやもう食い入るように舐め回すように見まくってきました。 所謂「背びれ」が刃毀れしまくりの刀みたいになってた(笑) ちなみにジャック・エース・レオ・80はいませんでしたが茶月的にはタロウが見れたのでOK。 ティガ・ダイナ・ガイア・ネクサスはいるのにコスモス・マックスはいなかったりなんか基準がつかめません。
そして、成田亨のデザイン画! ウルトラマンのデザイン初稿の半魚人みたいなのとか直筆画が目の前に! 興奮で卒倒しそうになりましたー!(笑) デザ過程での試行錯誤が伝わってきますが、最終的にあのデザイン(カラータイマーは描いてません)に到着するのはやはり天才の仕業だなー、と再認識させられました。
あとキングジョーのデザ初稿、目と鼻と口のある「顔」が付いてて気持ち悪い(笑)
高山良策の着ぐるみ製作時の図面(やはり直筆)は個人的メガヒット。 中の人がどうやって入ってるか描かれてるんですが、ウインダムは頭部に支えのフレームが入ってたり、ガッツ星人は頭部内側と中の人のヘルメットがワイヤーで繋がってたりとか描かれてて興味深かったです。(その通りに作られたかどうか判りませんが)


展示品の解説は、まあマニアなら知ってるようなことも多いんですが、茶月脳(目や耳から入った情報の97%を忘れ去る能力を持つ)には復習の役に立ちますし、ダダイズムとかキュビズムとか芸術用語を交えた説明はけっこう勉強になりました。 ケムール人の顔にキュビズムの影響とか、言われてみれば左右の目の高さが違うのとかそうだなあと得心したり。
怪獣という名の芸術作品が、35歳の私の胸に40年間生き続けているということを改めて噛みしめてきました。
いやー、面白かったです!
展示物がもうちょっと多くても良かったけど難しいんでしょうなー。
あ、岡本太郎つながりで「宇宙人東京に現る」のポスターも展示されてました(笑)


とりあえず関東近郊に住んでる怪獣ファン(成田・高山ファン)で、行こうかどうか悩んでるって人は行っちゃいましょう。
ゆっくり見ても2時間ぐらいで見れますし、入場料は一般900円・学生700円ですから気軽に。