映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」（ネタバレ）

http://www.ultraman-movie.com/
日曜に観てきましたー！！
土日は混んでるとの情報から、チケット確保のために朝イチで池袋へ行ったらすんなり11：05の回を確保。　とはいえ開場後はほぼ満席だったので運が良かったみたいです。
書きたいことが多すぎて長くなりすぎなので短く編集しています。　これでも。
　
本編開始直後、アバンタイトルのツカミでいきなりマン〜エースの４人とUキラーザウルスの板野サーカスによる激戦。　これが大迫力で、最初から飛ばしすぎ！　ツカミは客を逃がさないようにしっかり掴むものですが、手加減なしに掴みすぎて心臓握りつぶされそうな勢いです。
前半のハヤタ〜北斗星司とミライが一同に会するシーンでもう泣いてる私。　いやでも泣くってアレは。
４人は全エネルギーを投じて神戸湾にヤプールを封印、それを見張るために神戸に住んでたって設定は納得できてかつ燃える！
　
あと、少年がストーリーのメインに絡む話は直接的にタロウを思い出すので好き。　タカト役の子は演技もけっこう上手くて違和感なく観れました。（五十嵐隼士くんの方が問題でした（笑）　映画の方がTVより先に撮影したとはいえ・・・）
　
戦闘シーンはどれも濃密でビルの破片の飛び散り方ひとつにも芸術性を感じる完成度。　欲を言えば着地ドカーンをもうちょっと使って欲しかったかも。
http://www4.zero.ad.jp/Qapla/library/060224-taroutyakuti.jpg
タロウと着地ドカーン演出が大好きで↑こういうの作ってる私なもので、本当に「ウルトラマンタロウで着地ドカーンの夢」が叶うかと思ってましたがそれはありませんでした(´・ω・`) 　本当に個人的な希望ですが実現してればと思うと残念で残念で。
終盤の戦闘ではCGで空中ビュンビュン飛び回りながらセブンはアイスラッガーで切り裂きマンは八つ裂き光輪で切り裂きエースはウルトラギロチンで切り裂きタロウは石丸博也さんの声で「ストリウム光ー線！！」ですよ！！！！！　これで興奮するなと言う命令はキリストを信じろというのと同じくらい無理な注文です！
　
敵キャラの描写は取りこぼしのない全力投入っぷりで、特にザラブ星人の声は青野武だわニセメビウスになって街を攻撃するわ発言は陳腐な悪者風だわ、見事にそれぞれのキャラを描ききってます！！　テンペラー星人はテンペラーじゃないみたいにカッコ良く、空飛んでメビウスと空中戦！　そして見事な当て馬っぷり！偉そうにしてたのにザラブたちにはメビウスのデータ集めのための当て馬にされてるというお約束の安っぽい悪者感が堪りません！！
ガッツ星人の分身攻撃も今の技術で作ると１カットの間に多方向から攻めたり消えたりでメッチャメチャカッコイイんですよこれが！
　
インフィニティはラストでちょびっと出てくるだけでした。　インフィニティ自体は大人の事情による登場ですが、「シックス・イン・ワン」を髣髴とさせる「セブン・イン・ワン」変身にはタロウファン的に大満足でした。　解ってますねー！！
　
ただ、気になる点もかなり。
防衛チームの活躍が好きな私には、GUYSがまったくの蚊帳（障壁）の外で完膚なきまでに活躍しないのは不満ですね。（メテオールどころか通常の武器も一度も使わねえ）
もちろん、今回の映画は「ウルトラ兄弟が主役」の映画であり、これで（私が満足するぐらいに）GUYSが活躍したらウルトラ兄弟の出番が減って、強さも霞んで見えてしまうため、今回の決断は仕方がないでしょうね。　そうなったらウルトラ兄弟目当てに観に行った人は不満になるだろうし・・・(笑)
とはいえそれを踏まえても障壁ぐらいは破って中に入って欲しかったし、ガッツ星人の十字架にメビウスが囚われた時、もしくはその後４兄弟が囚われた時に、セブンをウルトラ警備隊が助けた時のようにGUYSが助けるとか、そういう燃える展開もアリだと思いますがねー。
CGは頑張ってますが、一部ゲームレベルとしか言えないものも・・・。（奇代くんはかなり気になってたみたいです）
　
私は映画ってのは映像とセリフで全てのメッセージを伝えるものだと思ってるんで、最後に文字の文章でメッセージを出すのは蛇足と言うか要らなかったと思います。
　
脚本は長谷川圭一さん。　メビウスのTV本編ではあまりパッとしないのですが、この映画は面白かったですね。　悪く言えばGUYSをメインに描かなかったのが良かったのかも（笑）
音楽の佐橋俊彦さんはさすがの「解り」っぷりで、「ウルトラ６兄弟の歌」（あの「ろ〜く〜きょおーだい〜♪」って歌）のアレンジ（インスト）が最高にベストのタイミングで被さったり、それだけで感極まって泣きそうなほど素晴らしいです。
　
総合的には１８００円で満足のいく内容でした。　心地いい爽快感が味わえるという点ではウルトラ映画史上最高と言って差し支えありません。　迷ってる人はとりあえず観に行きましょう。
　

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟　超全集

劇場でコレ売ってたので買いました。　最後の一冊でラッキー！
劇場パンフもなんですが、これが異常に情報量が詰め込まれた超密度でマニアも納得の一冊。　目玉はなんといっても内山まもるによる映画のコミカライズ！！　絵柄が全然変わってなくて、タロウがもう昔のままの「内山まもるの描いたタロウ」なんですよ！！　感涙モノです。
これで１１００円は安い！　内容知った上でなら３０００円出しても損はないですよ。
　
パンフの方も、あの「セブンのねえさん」などが描かれた家系図とか載せてたり無駄にマニアックな作りでもー大満足。　買い逃すな！（笑）