DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

マラマラマラマラ

最近落語の本とか読んでるんです。 落語は「聴く」もんだろ、って私もずっと思ってたんですが、文字で読むことで整理された情報が頭に入りやすいんですよ。 短時間で色んな話を知れるし。 寝言で「むにゃむにゃ、もう食べれない・・・」って言うの、江戸時代の落語にもう出てくる伝統的ギャグなんですね(笑)
で、その流れで買ったこの本。

安永期小咄本集―近世笑話集 中 (岩波文庫)

安永期小咄本集―近世笑話集 中 (岩波文庫)

江戸時代に出版された小咄本、数冊を一冊の文庫に纏めた本。 これが色々な意味で面白いんですよ!
現代人として読んで笑えるということではなくて、当時の世相とか庶民の笑いがどんなものであったかが伝わってくるんです。 すげえ下らねえネタも多くて、今の我々がバカAVのタイトルで笑ったりするのと同レベルのバカさ加減で非常に興味深いです。
一番下らなくてバカバカしい(=私のお気に入り)なのがコレ。 憚りながら現代語訳させてもらいます。

松茸
トイレで男がオナニーしたくなって、八百屋の娘をオカズにして、良くなって「アアアア、八百屋の娘」と大声を出したら、それを聞いて娘が戸を開けて「何です?」。 男は返答に困って、「こんな松茸はないか?」

ね、くっだらないでしょー!? 脚注つきの本でわずか3行のこの下ネタ小咄。 DNAが「俺の先祖、絶対コレ読んでる!」と告げています(笑)
江戸時代の印刷は、家庭にPCとプリンタがある現代からは想像もつかないほど手間だったはずで、その時代にこんな小咄を集めた本をいくつも出版していたということはそれなりの需要があったはずです。 我々の先祖がこんなモノを喜んで読んでいる姿は想像するだけで情けなくなってきます(笑)
載ってるのはエロ話だけではないですが、エロ話は真面目な本では触れられないことも多いのでありがたいですね。 江戸時代でも絶頂の時には「いく」って言ってたんだとか、いかさま(本当に)勉強になりますね!