DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

アンデッド出現!

「怪談の検証:ゾンビの正体」(ディスカバリーチャンネル
ホストの俳優がハイチを訪れてゾンビを探すという内容です。 ムダにもったいぶった構成で前半まるごとカットしても成立する番組でしたが、後半の真相はちょっと驚きました。
まずハイチにはヴードゥー教がありますね。 死者を蘇らせる秘術がある、ということが、事実はどうあれ人々の間で信じられている、という点が重要。
番組終盤ではついに「本物のゾンビ」が画面に登場するのですが、まあどう見ても普通の生きてる女性です(笑) ある夫婦のもとに娘が一人いたんですが、この娘が若くして死んでしまったんですね。 そして数ヶ月後、家の前にゾンビとなった娘が現れ、夫婦は喜んで、それ以後ずっとそのゾンビと暮らしているんだそうです。
はい、ここで誰でも疑問が湧きますね。 「それ娘じゃないんじゃね?」
そうなんです、娘ではないんです。(DNA検査で血のつながりがないと判明) どうやら精神疾患などのある人が徘徊してるのを、たまたま娘に似ているからと保護して一緒に生活してるらしいんです。 両親はそれを娘の生き返りだと信じることで娘を失った悲しみをごまかす事が出来るし、ゾンビの方はそのままだとのたれ死ぬ可能性があるのを回避できる。 ハイチではそういうことがまれに(死んだ家族に似た、精神に障害のある人とバッタリ会うことが)起きているようなんです。
たとえばゾンビ信仰のない日本では、死んだ家族にそっくりな人にあっても「故人が生き返った」とは思わないので、そういう事件に発展しないわけで、元々の信仰などと重なり合って「ハイチのゾンビ」という伝説が出来上がってきたんでしょうね。