真剣にシンケン感想。
▼今日の萌えるクリンゴン語フレーズ。
★「前置きが長い!」
☆ { nI' Suvpa'bogh SoQlIj'e'! }
★青い人は、忠誠心溢れる戦士だ。
☆ matlhqu'bogh SuvwI' ghaH SuDwI''e'.
▼『侍戦隊シンケンジャー』 第一幕 「伊達姿五侍」
- う、うおおお…! これはスゴイ! これは面白い! ゲキレンの香港映画全面リスペクトに負けず劣らずの時代劇風のノリで掴みは完全成功です。 私自身が最近江戸文化にハマッていることもあって、盛り込まれた数々のアイデアがいちいちツボにくる! 今後どんなネタが飛び出すか、それこそゲキで広川太一郎さんを持ち出したみたいな驚きを与えてくれそうで期待が高まりまくります!!
- なんとレギュラーに、『水戸黄門』で長年格さんを演じていた伊吹吾郎さんががが! しかし「前置きが長い」ってのは水戸黄門での口上全否定なんでしょうか(笑)
- 第1話のOPはレッドがひたすら敵・外道衆のザコ・ナナシ連中を斬りまくるシークエンスのみという、思い切った映像で魅せてくれました! 横に構えた刀がタイトルに重なるなど相変わらず「魅せる」演出の連環攻撃には頭が下がります。 「チャンチャンバラ☆チャーンバラ☆チャンバラバラ☆チャーンバラ☆」と言う歌詞はこの部分だけで傑作確定気味に側頭葉に刻み付けられます(笑) 藤林聖子さんも芸風が幅広いですねー。 また来週から流れるであろう通常版のOPも早く観たいです。
- 脚本は小林靖子さんだし、これは期待するなと言う方が無理そうすぎる。
- マスクのデザインは放送開始前には賛否ありましたが、ゴーオンジャーのスーツ・マスクが個人的には少々不満なデザインだったのでむしろカッコよく見えます。 っていうか正直今回でもう慣れました(笑)
- 第一幕の敵・カゲカムロのシルエットが秀逸! ドウコクなどのデザインで「あ、これは篠原保さんだな」と判りました〜vv ゲキから1年置いて(「キバ」のファンガイアのデザインしてたので)の戦隊復帰ですね。 今年はデザイン面でもゲキ並に期待しちゃいますよ!
- 敵幹部の一人、骨のシタリの声はチョーさん(元・長嶋雄一)ですね。 ニーリックスですよニーリックス! って、チョーさんて悪役は珍しいような。
- そしてドウコクの声の西凛太郎さんって、「ダイレンジャー」(今まさに東映チャンネルで放送中)のシャダムですね! 今ウィペ見たら、「電王」でもクロウイマジンの声で出てたんですね…
- 敵の本拠地が船ってのも珍しいですね。
- レッドの志葉丈瑠は、先週の予告で「俺一人で」なんて言ってたので、「殿」と持ち上げられて増長してるのが強力な敵の復活で敗北、仲間の力の大切さに目覚める…みたいな話かと妄想してたら全然違いました(笑) 最初から会った事もない家臣の身を案じての発言で、時代劇の主人公らしさを持つ、出来た人格者なんですねー。
- さらに丈瑠の父親役で津田寛治さん(※「仮面ライダー龍騎」OREジャーナル編集長)が! 今回はほとんど役者が判別できないような登場だったけど、これはこの先正式に登場するってことですよね。 楽しみ! そして「ディケイド」の龍騎編には出ないんだろうか…(笑)(まあ編集長だけ同じ人でも困るが(そもそもOREジャーナルが登場するかどうかも怪しいか…)) あ、でも「実は生きてて敵として登場」とかだとマジレンとモロカブリですね。 どうやって登場するのかそういう意味でも楽しみです。
- なんでピンクのところにだけ乗物(駕籠のこと、ああいうタイプのものは正式には「乗物」と言います)が来たんだろ? 黒子が迎えに行ってるのも不思議ですね。
- 秘伝ディスクの回転時に、絵が鍔の鏡に反射してアニメーションするアイデアも千両に秀逸です。(←上手く説明できん) 走馬灯が発想の元なんだろうけど、ホントよく考えますねー。 これは子供が大喜びでガンガン回しそうです。 「和風テイスト」の戦隊への料理の仕方としても満点でしょう。
- レッド以外の4人は、今回はわずかな場面でしか登場してませんが、もう立派にキャラが立ってて見事です。 笛の音をBGMに3人の様子が描かれ、最後にイエローが映るとその笛を吹いていたのが彼女だった、という描写にも感心。
- 名乗りで「シンケンレッド・志葉丈瑠!」と本名まで名乗るパターンも久しぶりですね。 ひょっとして「ダイレンジャー」以来?
- 変身時の背後、折神の内部など随所に「和」の意匠が盛り込まれてゐて、映像を観てるだけでも楽しいですね。 ここまで欠点が見出せない作品も珍しひ…
- 亀折神が円盤型になって回転!!(笑)
- 「モジ」+「チカラ」で「モヂカラ」… ジとヂは本来発音が違っていて…なんてツッコミは野暮でしょうか(笑) まあそういう緻密な時代考証ってのも見てみたいものの、時代劇ですら時代考証無視・現代語訳なのに戦隊にそれをやれというのも酷な話ですね。
- しかし和風戦隊である以上、そして子供向けである以上、日本語には細心の注意が欲しいところです。 ゲキレンでの「姑息」、ゴーオンでの「新年明けましておめでとう」のような間違った日本語を広めることにならないように気を付けるよう願います。
- 副題の「伊達姿」は「人目につく粋(いき)な姿」のことですが粋かどうかは別にしても人目にはつきますね(笑) 一方でリアルで地味な黒子が控えてたりするところが面白いですが。
- なんかもう非の打ち所が見付からなさすぎるにもほどがありすぎる熱い第一話で激烈大傑作の予感大放出! まさに「天晴」な、腰が抜けるほど群を抜く完成度でした!!! もう今から夏の劇場版が楽しみです!(笑)
- 無理矢理欠点を挙げるなら、クリンゴン語に訳しにくい台詞が多い事だろうか…(←それもう難癖だよ!)
※感想が真剣でないことをお詫びします。(笑)