真剣じゃないシンケン感想。

▼今日の萌えるクリンゴン語フレーズ。
　★「あらららら？　４人だけか？　もう一人はどうした？」

　☆ { toH, toH, toH.　loS neH tlhIH'a'?　chay' latlh? }

　★「単純な話だ。　避ければ良い」

　☆ { lut nap 'oH.　wI'om neH. }

▼『侍戦隊シンケンジャー』　第三幕「腕退治腕比（うでたいじうでくらべ）」

• ３話で千明メインというところがまた意外性もあって憎い采配です。　５人の内で最も現代人的でありサムライらしからぬキャラである、が故に、レッドやブルーを差し置いてグリーン・千明に最初に當番が回ってきて戦士としての自覚を強めるというお話を描き、キャラが掘り下げられる必要があるわけですね。　千明が第１話のままだと、一人だけどうも頼りない印象は拭えないですしね。　また、あくまで丈瑠や流之介との會話・關はりの中で描かれるので自然に丈瑠たちの人となりや立場を弁えた立ち居振る舞いも描かれてて、かなりゑい（良い）感じ。
• うは、女子２人の剣道着姿が (;´Д`)　そうだ、それを普段着にするってのは？（←「ってのは？」って言われても）　普段着が剣道着の戦隊！　新しひ！
• あ、外道衆の本拠「六門船」てのも意味深さうな名前ですね。　尤も「六文銭」と言つてるやうに聞こへてしまいますが、ただの駄洒落命名なんでせうか（笑）
• 腕（かいな）を伸ばすから「腕伸ばし」！（笑）　そしてどうしてもカプコンの格ゲーにしか（笑）　よくある、「敵が一時退散する」のにもちゃんと「水の補給」という理屈付けがある邉り、藝が細かいですねへ。　今回のこの描写だけで、今後一切の説明が要らなくなる工夫としても上手いんじゃないでしょうか。　そしてちょっと三途の川の水位が上がっただけで喜ぶシタリが可愛い（笑）
• さうか、外道衆は水から離れると長時間活動できない、だから三途の川を氾濫させないと人間界を支配できない、と…　また設定が凝つてるは… (;´Д`)
• 建物の柱廊を利用して腕を絡めさせるのは、チラッと映ったPSPのパックマンがヒントになってるんですかね。　あのパックマン画像、伏線じゃないにしては不自然だし…（宣伝でもないし）　ただアスファルトの地面をガスガス突き破る腕だつたら、あの柱も簡單に壞せるやうな気もしないではないですが（笑）
• 「自分の責任で友人が怪我をして自戒する」といふ心の動きは、世代を超えて誰でも共感できるであらうものだし、このエピソード１話を以つて千明がより侍らしくなることにも説得力があります。　個性としての性格は變はらずとも、戰士の自覺を持つといふ變化を通してシンケンジャーの一人としての立場を確立できた、といふことが描かれたんだと思ひます。　千明の「調子乘ってるからそうなるんだよ！」てのは昨日の自分自身への言葉でもあつて、千明が昨日よりも成長したことが表現されてゐるんじゃーないでせうか。　昨日と變はらないまゝのロクロネリには「負ける」以外の道は無くなつてゐたといふわけです。　（ところで正仮名遣いで入力すると直接変換されないんでだんだん面倒くさくなってきました（笑）　全て正字正かなでブログ書いてる人、立派！）
• 「天空の舞」って「何」で攻撃してるんでしょうか…（笑）
• 熊折神の「ぽかぽかー」が可愛いｖ
• 丈瑠の有無を言わさぬ侍合体が天晴（笑）　またリーダーシップの強い、牽引力のある殿様であることも強く印象付けられます。　ひょっとしたら、丈瑠もリーダーたらんとして大物ぶっているところもあるのかも。　今のままでは欠點がみえず完全無欠に近いので、これからあるだろう短所の描寫も樂しみ！
• お約束の「目を瞑って敵の気配を読む」といふ描寫のために、ロボに「目を瞑る」描寫をさせるとは！！　激烈天晴！　出来れば光を消すんでなく、まぶたを閉ぢるギミックを持たせて欲しかったですが（笑）　またレッドが心眼を開いている時、イエローがわずかに身動ぎしていたり、演出がコマカイ！
• さらに千明に敵の攻略を命じておいて、自らもちゃんと別の攻略法を考えていたことで丈瑠の懐の深さ・器の大きさも並ではないこと夥しいと解ります。　素晴らしい…！
• 副題の「腕比べ」にはアヤカシ・ロクロネリとの腕比べと同時に、いやそれ以上に丈瑠と千明の腕比べの意味を含んでいるんですねー。　２人の別々の訓練が重なる描寫といい、いちいち表現が上手いですなー。
• さう言へば、今作はEDのインスト部分に次回予告が入りますが、最終回はどんな形式になるんでしょ？　まあラストでＯＰが流れるパターンもあるし今そんなこと言ってても詮無いことですが…（笑）
• いやもふ、シンケンジャーのおかげで毎週日曜が樂しみすぎて仕方がありません！ （＾−＾ｂ