DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

スタートレックまるごと40時間!(3日目)

ついに第4シーズン一挙放送!! 未放映の残り3話も、今週発売されるDVD-BOXに先行して一気に放送! 釘付けの3時間でした〜v
 
▼『エンタープライズ』第96話『テラ・プライム 前編 "Demons"』
ピーター・ウェラー登場ー。
おお、いきなり地球から話が始まるとは!(と思ったら月だった!) まだサレクも生まれて無いのに人間とヴァルカンの混血児が・・・!!
ラヴィスに唐突に元恋人が!? 無理あるでしょ!(笑) でも相手を白人にしたのは面白いですね。 ・・・怪しいなと思ったらやっぱりスパイでした(´・ω・`)  トラヴィスかわいそう・・・
グリーン大佐ってTOS「未確認惑星の岩石人間 "The Savage Curtain"」で登場した悪の代表のひとりですね。(カークたちは彼が何をしたって言ってたんだっけ・・・)
昨今の社会事情を混ぜ込むと、どうしてもテラ・プライムみたいな人たちもいるだろうと思えるし、キレイ事だけで一種の戦後処理を済ませられないと言う点で描いておく必要がある内容ですね。
・・・製作側の、ズィンディ編の後始末という意味でも。
いや、ズィンディ編がなければこの話も作るのが難しいと考えると、災い転じて・・・ですね。 塞翁が馬。
 
▼『エンタープライズ』第97話『テラ・プライム 後編 "Terra Prime"』
一度でも human を「人間」と訳すなら「地球人」と訳したりしないでほしいんだけど・・・
ラヴィスがここに来て超のつく大活躍!! カッコイイ!! 恋人の方も実は艦隊情報部の人間だったり、いい意味で何度も裏切られました!
火星にカール・セーガン記念碑が!! いつものオープニングで火星探査車ローバーが映ってますが、あれを運んだマーズ・パスファインダーが着陸したのがあの場所ですよ!
ホシの飛躍的な成長も描いていたり、キャラ描写的にももう満足! それでも涙ぐんでたりするところ(急に別人みたいに変わったわけではないというところ)が素晴らしい!
ただ、パクストンを殺して終り、という安直な解決にはしないで欲しかったです。 同調者・同じ感情を持つものはまだまだ地球にいるはずですし・・・。
最後のアーチャーの演説、子供の死にはマジに涙が出ました・・・
濃い密度で印象的なシーンが続出するので息が苦しくなるほど面白かったです! これ最終回でもいいのでは!?
前編の原題 "Demons" が「過去」のことだった・・・というオチは文句なしです。
 
▼『エンタープライズ』第98話『最後のフロンティア "These Are The Voyages..."』
いきなりライカーが!
テン・フォワードやトロイの部屋の再現度の高さは見事の一言ですね。 違和感が皆無すぎ。
おお、データも声だけ出演してたんですね! ちゃんと笑えるセリフなのがサスガ!
"All good things."(どんな良いことにも終りがある)とか "next generation" とか言うセリフがわざとらしく!!(笑)
シュランの妻がジャメル(「氷窟の民 "THE AENER"」)だったり娘にタラスと名付けてたり、小技が憎いぐらい利いてますね。 娘に死んだ者の名前を付けるのは前回と被るけど、アチラの人の感覚ではおかしくないんでしょうね。
イカーの話とエンタープライズクルーの話が実に見事に融和していて、観る前にしていた心配は杞憂でした。
ラストは吹き替えではアーチャーの声だけになってますが、原語ではカークの声とピカードの声のナレーションが巧みにコラージュされていて、聴いていたら自然に涙が溢れてきました・・・。
シリーズ全体では残念な部分、遣り残してる事もたくさんあるけど、この最終話はいい作品でした!
最終話としては2時間ものでもなく、Q・デュカット・ボーグクィーンのような仇敵が登場しない(敵役がただの強盗)なのは惜しいんですが、おそらく、前話「テラ・プライム 後編」が真の最終話というつもりで作られてるんでしょうね。 しかしあのラストのままではシリーズを〆られないわけで、アーチャーたちの「その後」と「今後」を描いて見せるという意味で、この話は有意義だったと思います。
 
いや、ラスト3話も面白いこと甚だしい Impressive な内容で splendid で memorable でした!!
とはいえ、これで700話を超えるスタートレックの全エピソードを一旦「観終わった」わけで、「新作を観る楽しみ」がしばらく味わえないのは寂しいですね〜。