DaHjaj gheD

「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると言われている

DaHjaj gheD 「今日の獲物」がタイトルのブログは此処にあると云う

tlhIngan Holna' yIjatlh!

やっと映畫「スター・トレック」のDVDを觀ました。
さすがに「このシーン要らんだろ」ってところもありますが(個人的にはデルタ・ヴェガに落とされたカークがクリーチャーに追われるところとか)、全體的には今年度最高クラスの傑作だと思ひます。(さういや感想書いてないけど、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」もかなりの良作だと思ふ)
ラストのスポックのナレーションには感涙を以って感想に代へさせていたゞきます。

 

特典映像の「削除されたシーン」には、なんとルラペンテ(rura' pente' *1)とクリンゴン人(tlhInganpu' )が登場してるぢゃないですか! 話してるクリンゴン語(tlhIngan Hol)がテキトーな、いわゆる「パラマウント語」だったのが殘念ですが、まさかこんなシーンがあるとは思ってなかったので嬉しい驚きでした。 つかカットすんな(笑)
また他の削除されたシーンで、冒頭のジョージの登場シーンの意味も判るし、ある意味必見ですね。 つか、上の削除されたシーン(ネロの船がケルビンの特攻で行動不能になった後、クリンゴンに二十年以上囚はれてゐた)を觀ないと、ネロは二十五年もの間、たゞジッと待ってゐたみたいに思はれるんだけど…(實際、さういふ感想讀んだ覺えがあったり)

 

で、せっかくなので削除されたシーン「流刑惑星での尋問と脱獄」から、クリンゴン語のシーンを英語字幕から譯してみました。(←「せっかくなので」の意味が判らん)

"We found these papers. Hidden in your cell."
 { navmeyvam wItu'. pa'lIjDaq So'lu'.}


"Who?"
 { 'Iv?}


"Tell us-- or you will die."
 { juja'be'chugh-- vaj bIHegh.}


"Tell us! Who do they belong to?!"
 { ghoja'! Dochmeyvetlh ghaj 'Iv?!}

こんな感じですかね。
※あくまで茶月の譯で、他の譯もありえます。
上のクリンゴン語をローマ字讀みしてみるだけでも、このシーンで聞けるクリンゴン語とは明らかに違ってゐるのが確認できるはずです。
"paper" の nav 【ナヴ】 や "in your cell" の pa'lIjDaq 【パッ・リージダク】 や "Who?" の 'Iv? 【ッイヴ】 あたりはどう譯しても變はらないだらうから、これらが聞き取れないことでパラマウント語確定ですね。


クリンゴン語の話題に終始してゐることを此處にお詫びします。

*1:映畫「スタートレック6 未知の世界 "The Undiscovered Country"」とスタートレックエンタープライズ第45話「反逆の法廷 "Judgment"」に登場した、クリンゴン帝国領内の極寒の流刑惑星